越後長岡城下年中行事 初午
初午
稲荷祭
蠟座稲荷・壽永寺稲荷・(中島村)権四郎稲荷。
観光院稲荷・安善寺稲荷・千蔵院稲荷、此外所々是あり。
神體は倉稲魂なり。狐は其社の使なりといふ。
兒童紙小旗に御神號を書して奉納す。
反町本『懐旧歳記』より
私も子供の頃に、五色の紙の旗に、
「正一位稲荷大明神」と墨で書き、学年名前を入れ、
すぐ近くの琴平稲荷神社へ奉納に行った。
参道の両脇の積もった雪のところに、たくさんの旗が
刺し立てられてきれいだった。
絵図でも此の様子が描かれている。
この時に、お赤飯の入ったおひねりをいただいたような気がする。
お稲荷さんののおひねりはうれしく、今でもよく覚えている。
長岡の市街地には天神講の風習がなかったが、
この旗に字を書かされ、奉納することで、
字が上手になるようなことを言われたように思う。
今思えば、これが、天神講のある地域での、「天神さまの前で
習字をすると字が上手になる」という行事と同じ意味なのか?
稲荷祭
蠟座稲荷・壽永寺稲荷・(中島村)権四郎稲荷。
観光院稲荷・安善寺稲荷・千蔵院稲荷、此外所々是あり。
神體は倉稲魂なり。狐は其社の使なりといふ。
兒童紙小旗に御神號を書して奉納す。
反町本『懐旧歳記』より
私も子供の頃に、五色の紙の旗に、
「正一位稲荷大明神」と墨で書き、学年名前を入れ、
すぐ近くの琴平稲荷神社へ奉納に行った。
参道の両脇の積もった雪のところに、たくさんの旗が
刺し立てられてきれいだった。
絵図でも此の様子が描かれている。
この時に、お赤飯の入ったおひねりをいただいたような気がする。
お稲荷さんののおひねりはうれしく、今でもよく覚えている。
長岡の市街地には天神講の風習がなかったが、
この旗に字を書かされ、奉納することで、
字が上手になるようなことを言われたように思う。
今思えば、これが、天神講のある地域での、「天神さまの前で
習字をすると字が上手になる」という行事と同じ意味なのか?
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