粉菓子のこと13 名古屋の村雨製

名古屋の大黒屋本店さんは、
「上製落雁菓子元祖」とあるように、
押しもの(落雁)の種類も多く、それぞれつくり分けられている。
栞によると
「落雁には、型押ししただけの柔らかいものと、型打ちして
乾燥させた堅いものとがあります。」とある。
栞の「落雁のいろいろ」には
まず、「村雨製」がある。これが新潟でいう粉菓子だ。
「村雨」という呼び方に、まさに、この押しものの由来を感じる。
私はこの呼び名に妙に納得させられた。
普通の「村雨製」と「塩釜製」があるようで、餡入り鯛の写真が載っている。

次に、「豆落雁」。これも村雨製。
「しっとりきなこ風味」とあり、写真のもの。しっとりふわりで非常においしい。
乾燥しては、おいしさが台無しなので、賞味期限は短い。

この他に、乾燥させた打ちものタイプの
「落雁各種」がある。これはいわゆる落雁といえる。
和三盆製もあり、形も美しいものだ。

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