越後の天神信仰3 直江兼続の天神


去年の大河ドラマの「天地人」で、新潟県人もほとんど知らなかった
直江兼続が注目を浴びました。その中で、最も画期的な発見が、
直江兼続奉納の天神だったように、個人的には思う。
兼続の与板城の裏鬼門に当たる、逆谷の山王日吉神社への奉納天神。
天神=北極星とみる、北斗七星の山王信仰は、当時最も浸透していた
国を守る思想のひとつではなかったのか?と思われる。

戦国時代には、天主を守る神、戦の神として城の天守(主)閣にも
祀られたのではないかと思われる天神。当時たいへんな勢いで、
戦国の世に浸透していったキリシタン的で密教的な信仰をも、
天神は飲み込んだのではないか。

日吉神社の別当である寛益寺は、涅槃会に犬の子団子をなげる。

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