「ななとこまいり」と「おみごく」

大晦日から元旦の真夜中は、「ななとこまいり」に出る。
途中で除夜の鐘を聞きながら、七か所におまいりに行く。
おじいちゃん、おばあちゃんと、弟と4人でまわった。
「ななとこまいり」は、神社でも寺でもお地蔵さんでも
関係なく、とにかく7か所、歩いて回れるところに行った。

「おみごく」をもらえるのが、うれしかった。
紅白の紋菓子が大のお気に入りだった。
お稲荷さんでいただく、紙に包んである小豆ご飯もあった。
紙にご飯粒がくっついてしまっているのを、一粒ずつはがして
食べるのも楽しみだった。
この頃は、翁飴や飴玉などもいただくことがある。

「おみごく」は、辞書には「御御御供」とあるという。「御供(ごく)」からくるのか、
「御穀(みこく)」「御神穀(おみこく)」からくるのか、わかっていないけど、
言葉の意味とは別に、長岡あたりでは、「おみごく」というと、わけていただいたものだけをさして呼んでいた。
供えてある時は「おみごく」とは言わないのが、我ながら不思議。
民俗文化とは、一筋縄にはいかないもの。

最近、良寛さんの五合庵でも有名な、国上寺の
昔の絵図を見る機会があった。
その地図には、「七所権現」が確認できたが、
「ななとこまいり」と、なにか関係があるのやら、ないのやら。
七という数字は気になるところ。

「いとおかし*おみごく」も参考に。

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