越後の天神信仰9 天神講の金花糖

すべて金花糖の天神さま
金花糖の燈籠
天神さま菓子には、「燈籠」や「狛犬」もある。
越後では早くに廃絶した土人形の代わりを、菓子がするようになったのだろうか。
天神さまへのお供えというより、お飾りセット(子供用?)用の菓子のよう。
子供たちは、自分だけの天神さまとして、お菓子の天神さまを与えられ、
遊んだりしたあとに、食べたのではないか?
もっと小さな金花糖の狛犬と燈籠は、『いとおかし』のページでも。
粉菓子だと難しいが、金花糖なら玩具としても、ぴったりくる。
金沢で、報恩講のときの子供の玩具として、金花糖がつくられていたことと類似。
天神講といっても寺子屋的なものではなく、家庭の行事である。
越後の菓子文化のなかでも、もっとも興味深い大きな行事といえる。

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