お鏡と天神

山形県・米沢の十七堂祭り(1/17)に行った折、相良人形のお宅へ寄った。
欲しかった「天神持ち」は意外に大きくて、この「お茶碗汲み娘」にする。
型が磨滅したこともあって、お茶碗に見立てのだと思われるが、
もとは鏡餅を持っていたのではないか?
鏡餅を持つ女性は、仙台の堤人形にもある。

鏡餅は、餅の中でも神さまに近いもので、ご神体となることもある。
「天神持ち」は、天神像を鏡餅と同じように持っている。
秋田の八橋人形にも「天神持ち」はある。
いずれも、もとは信仰の対象で、鏡餅や天神を掲げ持つ意味は、
個人的見解だけれど、同じものではないかと思えている。

なお、天神像を12月25日に飾り、1月25日にお祭りをして仕舞うところが多い
北陸地域(越前・越中・越後)では、天神さまのお供物は、鏡餅である。

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