2014年「越後天神さま街道」柏崎編1 三忠呉服店

「越後天神さま街道」の柏崎地区の中心的存在である三忠呉服店は、
江戸時代からの呉服商・ちぢみ(縮)やさん。
水戸藩お抱えだったことから、立派な藩の御用札も天神さまと一緒に飾る。
天神さまに、家の繁栄を願い、新年を天神さまと一緒に迎え、小正月も祝い、初天神の25日まで一緒に過ごすのだ。

鏡餅の横には、去年の鏡餅を揚げたという「天神さまのあられ」も。
お参り、見学に来られた方に差し上げていらした。
ご利益がある「おみごく」に違いない。

「天神さま街道」の時期の店内の様子。天神さまに見守られて。
柏崎の比角(ひすみ)地区にあった見隆坊の「雲乗り天神」の普段は厨子の中に安置され、直接拝顔できないため、こちらの天神像がお前立としてあったと思われる。
本尊にかわり、住民たとちと親しく接したお像も、こちらで拝見できる。
ご利益をいただこうと、お参りの人たちがなでたのだそうで、鼻のあたりがすり減っている。地区の宝として貴重な天神さまだと思う。
店の入り口にも天神さまの土人形などが飾られ、
奥さまの手作りの天神さまののれんも掛る。

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