重陽に小菊の被せ綿

重陽や被(き)せ綿については、すでに先日のエッセイにも書いたが、
先日、菓子好きの仲間で、旧暦重陽の会があり、
各自自分の好きな菊の菓子を持ち寄ることになっていたので、
私は、保管中の小千谷の廃業されたお菓子屋さんの木型の中に、
小菊のソギトリ用の木型があったのを思い出し、それを使い
雲平(関西圏では、キザト、生砂糖)の生地で抜き、7つ盛り合わせ、
友人作の雲錦種の葉を添えてみた。

「ソギトリ」とは、また詳しく載せようと思うが、
生菓子のパーツをつくるための木型。上の型には、菊のほか、葡萄の実や葉などもある。
「雲平」は、炒りみじん粉(餅米)と砂糖を合せた生地
「雲錦種」は、砂糖と片栗粉と山芋をあわせた生地

そして、「被せ綿」をすべて菓子でしようということで、わた飴(綿菓子)を
真綿かわりに載せてみた。

こちらには、千駄木の旧安田楠雄邸の重陽の節句を見学した際に
いただいた真綿を被せてみた。

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