2016年「越後天神さま街道」地図とリスト

「越後天神さま街道2016」
柏崎・刈羽地区版リーフレットできました。
今年は、米粉細工「ちんころ」(犬の子・いんのこ・いんころ)の
ワークショップお手伝いします。
詳しくは、「いんころづくりの会」をご覧ください。

出雲崎地区版は、現地配布の別のリーフレットがあります。
お問い合わせは「路の駅・天領の里時代館」へ。0258-78-4000
入手できたら、ここにもアップいたします。


新潟県の柏崎から出雲崎までの海岸沿いの地域では、
家に伝わる天神像を、歳神さまとしてまつる習慣があります。

今日12月25日から暮までの間に床の間などに天神さまを飾り、
お正月・小正月を天神さまと一緒に過ごし、1月25日に送ります。
お供えは、鏡餅・鮭の「壱のヒレ」・おせちなど。

「越後天神さま街道」は、1月5日から24日までの期間、
お宅にあげていただき、天神さま飾りを拝見できる催しです。

参加者リスト(裏面)。



**少しご報告 2016.1.24**
インコロの会は、皆さん犬の子づくりのDNAを受け継ぐためか、
初めてとは思えない力作ぞろいでした。会の様子は「もの日の手しごと」で。
粉から生地づくりをして、捏ねることも体験していただきました。
家庭行事だったインコロ、続いていきますよう!来年もつくる会あるようです。
昔は戸窓に飾ったといい、悪いものから家を守ってくれるとされました。
雪見障子の桟に並べるのは定番だったようで、その再現を。
菓子店「美野屋」さんの天神さまは店先のウインドウに飾られている。
紅白のおけそく(鏡餅)今年は初めてとか。
お寺などの行事には紅白のお重ねを納めていらっしゃるため、
今年は天神さまにも紅白をお供えされたとお聞きした。
金沢周辺では、今も正月の鏡餅は紅白だが、赤が上になっている。
しかし、江戸時代などの絵図では下が赤。
こんな風だったかと、しばし見惚れた。
美野屋さんは、県内によく知られた「明治饅頭」という白餡の銘菓があるため、白いんげん豆もお供えしたという。
柏崎の天神さまは家(家業)の守り神でもあるため、
それぞれの家々で、天神さまへのお供えも違っているのが昔ながら。
それぞれのお宅でお話をお聞きするたび、天神さまをこんなに親しく祀っている地域が他にあるだろうかと、感激してしまう。
天神さまの上には、まい玉せんべいがたわわに飾られていた。販売もあり。

もう一軒。こちらのお宅も、床の間に立派な天神さまを飾られていた。
天神さまを納める箱に「天神宮」。「神」の字に「、」がついている。
裏には「弘化三年」(1864)や購入時の家長(または長男か?)の名など。
こちらのお宅は、玄関へ向かう通路に鮭が下がっていた。

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