2014 絵紙で彩る 小千谷ひいな祭り

中越地震をきっかけに始まった「絵紙で彩る 小千谷ひいな祭り」
毎年、市内の家々から保存会に絵紙(浮世絵)寄贈があり、
おどろくほどの量の絵紙の見学が可能になっている。
絵紙はびっしりつなげられて、お雛さまが飾られた部屋を
タペストリーのように、壁紙のように飾っている。

絵紙は、小千谷の縮商が江戸などへ出かけた折に、土産として持ち帰った。
入手の順番に貼り合わせてあるのが面白い。
当時の浮世絵の楽しみ方のひとつのかたちとして、今もある。
裏打ちもせず、額にも入れないため、摺り師の作業がより感じられる。

押し絵も、年々集まってきているそうだ。
今年、処分されそうなところを救われた、多くの押し絵(上はその一部)は、
最低限の修復をして来年には展示されるという。
「手をいれすぎない」のが保存会の方針。
小千谷におでかけの際は、保存会の中心的存在である横山表具店さんを
おたずねすることをお勧めします。

こちらはすでに開催中の「小千谷に伝わる浮世絵展」


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