越の国その1 越の大王(こしのおおきみ)
越、古志、高志、コシの国は、越州(えっしゅう)とも呼ばれたようだ。
今の福井県若狭あたりから、越後、または、隣接の庄内地域までを
含めた日本海に面した細長い地域。
越の国というと、新潟県人は越後のことと思っているが(私だけ?)、
福井県人、富山県人、それぞれが、自分のところが越の国だと思っている
らしいということに、今更ながら気がついた。
福井には、越の国の王、「継体大王」の史実、伝説があるとのこと。
http://info.pref.fukui.jp/keitaidaio/history/index.html
継体天皇(即位は507年)は、三代後の聖徳太子へつながるのだが、
継体天皇=越の大王の父が彦主人王(ひこうしおう)というのだそうだ。
なんだかとても気になる名前ばかりである。
因みに越後一ノ宮の弥彦神社の祭神は「伊夜彦神(天香山命、
またの名を大屋彦命、大彦命)というのだから、紛らわしい。
さらに同じ頃、大陸には「呉越同舟」という言葉の元にもなっている、
呉と越の国がある。海に面している「越」が気になるところ。
呉越の戦に関する故事の中に中国の新年を祝う「年糕」の由来もある。
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