柏崎の綾子舞

柏崎に、国の重要無形民俗文化財の指定を受けた
「綾子舞」がある。
この郷土芸能の発祥説にはいくつかあるようだが、
その中に、京都の北野天満宮の巫女との関連は興味深い。


「綾子舞」は大宰府にながされる道真を見送った時に、
コキリコを持って舞ったのが始まりだというもの。
確かに、囃子唄がの中には、なぜか天神さんに関連した語句が連なる。


2011年、柏崎の天神講のイベントでは、綾子舞も披露されたそうだ。
上記の件は、出雲崎の「天領の里」の三輪さんよりご教示いただいた。
地元でのさらなる研究が進むことに、期待したい。

京都にある、文子天神の背景には、かつて北野旅所で
祭祀と託宣を仕事とした「惣市」とよばれる巫女集団の活躍があったという。
「多治比文子と天神の道を歩く」参照。

また、綾子舞いが伝わる地域のひとつ鵜川の里には、
京都の右京二条南の地にあった穀倉院領に属していたという。
大野弘雄氏の「綾子舞古文書発見」参照。

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